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albus写真ラボ
 最近フィルムカメラで撮った写真を、「albus写真ラボ」で現像してもらった。今まではカメラのキタムラのプリント館でお願いしてたのだけど、近所にラボができたので、今度からはここにお願いしようと思っていたのだ。お店はこのブログでも何度か紹介した「trene」というカフェレストランに併設されていて、ラボのオーナーである酒井咲帆さんはカメラマンでもある。お店と酒井さんに関しては、天神経済新聞の記事に詳しいので、よかったらここを参照してほしい。

 酒井さんは元々九州大学の子どもプロジェクトのスタッフであり、子どもの写真を撮ることをライフワークにしているようなので、僕が撮った佳維の写真を講評してほしいとお願いしたところ、「じゃあ気に入ったの何枚かプリントしてみますね」と、特別に焼いてくださった(※僕はいつも現像だけお願いしてCDに焼いてもらいます。なので、同時プリントは基本的にしません)。プリントしてもらった写真を見ていると「物語が感じられる写真だなと思いました」とおっしゃってくださった。その時は「そうなのかー、あんまし自覚はないけども」なんて思っていたのだけど、後から面白いことに気が付いた。

 一日前の日記でアップした佳維の散髪写真も今日現像してもらったものなんだけど、そこにアップしている4枚とも、酒井さんがプリントした数枚の中に含まれている写真なのだ。別に意識してプリントしてもらった中から選んだ訳ではない。つまり何が言いたいかと言うと、酒井さんはフィルムの中の写真を見ながら、佳維が最初は散髪を嫌がって、その後おもちゃをもらって大人しくなったというその時のできごとを汲み取ってくれたということだ。そして、筆にするまでは分からなかっただろうけど、切った髪の毛を大事にしようとしていることもきっと感じ取ってくれて、わざわざ髪の毛だけが写った写真をプリントしてくれたんじゃないかと思うのだ。そう考えると、「物語が感じられる」という彼女の言葉にすごく納得がいく。そしてもっといえば、物語を感じられる写真を僕が撮ったということではなくて、僕が撮った写真から、その場で起こっていたできごとをイメージする力を酒井さんが持っていたということなのだ。酒井さんは最近のブログで、「撮るだけじゃなく、見る力も必要」ということを書いている。なるほどー、と思う。見る力が持てれば、写真はもっと楽しくなると思う。

 「albus写真ラボ」、いいところです。これからも現像はここで頼もう。定期的にイベントも開催されたり、2階のギャラリーで写真展があったり、スタジオとして家族写真なんかを撮ってもらうこともできます。すごく安くでアルバムを作ってもらえるプランなんかもありますので、皆さんぜひごひいきに。

albus写真ラボ_c0190725_2320117.jpg

これも、酒井さんがプリントしてくれた中の一枚です。
by rin_magazine | 2009-07-13 22:48 | 日々のできごと | Comments(0)


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