陶芸家・横尾純
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 糸島で「さわ弥土工房」という窯を開いている、陶芸家の横尾純さんの取材に行った。白髪混じりで髭ぼうぼう。いかにも陶芸家といった風情で、笑顔が優しい。工房には、立派な登り窯のほかにガス窯や電気窯の小屋もある。辺りは緑に囲まれ、夏なのに涼しい。

 全国的にも名の知れたジャズ喫茶のオーナーだったが、ひょんなことから陶芸の道へ。有田焼で学びながらもオリジナリティを大切にし、偶然が重なってビニルによる独自の紋様を開発。それが横尾さんの代名詞でもある「さわ弥紋様」だ。近年流行りがちのシンプルで優しい雰囲気の陶器とは一線を画し、どこか貫禄と重厚感、歪さのある作品群。その一方で使いやすさへの配慮もちゃんとある。第一印象はとっつきにくかったが、見れば見るほど味わい深くなる作品だった。横尾さんも、話し方は柔和だが、随所に職人気質な一面が見られた。「8月か9月になったら、今日のメンバーで宴会をしよう」と言っていただいた。楽しみ。

 横尾先生の作品は、7月20日にリニューアルするHOTEL IL PARAZZOに、館内や客室のモニュメントとして十数点置かれる予定です。
by rin_magazine | 2009-06-24 23:58 | 日々のできごと | Comments(0)


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