Re-clammbon tour
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 飯塚の嘉穂劇場に、クラムボンのライブを観に行く。自分にとって彼らのライブに行くことはもはやライフワークのようなもの。日々の活力をもらえる大切な年中行事である。もう何週間も前からこの日を楽しみにしていて、イベンターのBEAさんにも「行きます」としつこく言っていたら、ライブレポートのお仕事をいただけた。
 
 そういうわけで、BEAのM嶋さんの車で向かったんだけど、予想以上の渋滞で間に合わないかも!という事態になる。「ライブレポートは一曲目が大事なんですよね…」などとプレッシャーをかけつつ、到着したのは開演時間ちょうど! 慌てて入ると、5分押しとのことで何とか間に合った。よかった…。
 
 嘉穂劇場は、宮沢和史さんのライブ以来二度目。今日は一階の一番後ろの枡席で鑑賞する。緞帳には、ドットで描かれた「Re-clammbon TOUR」の文字が点滅。緞帳が上がるとすでにメンバーはスタンバっていて、「Re-Re-シカゴ」でスタート。バンドメンバーにはキーボードに皆川誠さん、そしてギターには高野寛さん。あのさらさらヘアー、遠目でもはっきり分かる(笑)。
 
 前半戦はとにかく心地良く鑑賞。お客さんも座ってたし、ノートにメモを取りつつ聴いていた。僕の席は一番後ろでちょうど天上の位置が低くなっているところだったので、多分天井の高い位置にいる人と比べるときこえ方が違うんじゃなかろうかと考えつつ聴いていた。しかし途中から、そんなことが一切気にならなくなる。ミトさん曰く「なぜかこのツアーで一番ウケが良い」という「Re-意味がない」から。そこから「Re-雨」〜「ララバイサラバイ」の3曲がもの凄かった。とにかく轟音。ベースの音が破壊力が凄すぎて失笑が漏れるほど(笑)。今でもあのイントロを聴いたらパブロフの犬状態でアドレナリンが分泌されるのが分かる。それぐらい凄かった。四方八方から轟音に包まれ、完全に「何じゃこりゃ〜」状態。ホント、凄まじすぎて冷静じゃいられなくなった。

 途中のMCでは、デビュー10周年の話が出た。案の定というか、10周年だからおめでたいという感じでもなく「そういえば10周年だった」というノリ。彼ららしい。でもそんな中で発した郁子さん言葉が凄く印象的だった。

「音楽を通していろんな人とつながれるのは本当に幸せなことで、『はなればなれ』が出なかったら、こんなに大勢の人の前でやることはなかったんじゃないかな。そう考えたら、10年前にあの曲が出せたのは大きかったんだなって思いました」。

 本当にそう思う。クラムボンのライブを一度経験してしまった以上、あのライブを体験できない人生を想像するとゾッとする。出会えてよかったな〜、とちょっと感慨深い思いに浸った。

 その後は「バイタルサイン」から踊りたくなって、一番後ろなのを良いことに一人スタンディング鑑賞(笑)。その次の新曲からみんなスタンディングを促され、総立ちになった。本編ラストの「Re-Folklore」は感動的だったなぁ。この曲、クラムボンで一番好きかもってくらい好きな曲。
 
 アンコールは「Re-サラウンド」「Re-アホイ」の2曲。一体どうやってあんな音が出せるんだろうというくらいに大きくて丸みがあるサウンド。本当、この3人が揃うとマジックが起こる。終わってほしくないな〜という気持ちと、このライブを体感できた喜びとに包まれて本当に幸せな気持ちになった。全てが終わり、5人のメンバーが前に出てきてお互いに抱き合っている。彼らも良いライブができたという実感があるんだろうなぁ。最高の笑顔だった。
 
 終わってからも、ダブルアンコールを求めて鳴りやまない拍手。場内アナウンスが流れて「終わるんだ…」と分かっても、みんながその場を離れがたいようにして、嘉穂劇場の天井を見上げたり、周りの人と笑い合っているあの時間。良い光景だったなぁ。こういう時間を過ごせたんだから、また日々を頑張ろうという気持ちになれる。素晴らしいライブだった。
by rin_magazine | 2009-06-13 11:49 | おすすめの音楽 | Comments(0)


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