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マザーコンプレックス


# by rin_magazine | 2012-04-20 22:31 | Trackback | Comments(1)
デビュー

佳維と一緒に「ドラえもん のび太と奇跡の島」を見に行った。彼にとっては人生初の映画館。内容は全然知らずに行ったけど、期せずして父子の物語で、ちょっと感慨深かった。佳維も楽しめたようで、少しソワソワしてるときもあったけど、最後まで画面に夢中になっていた。寝る前に映画楽しかったねと話しかけたら、「かいね、きょうえいがみたの、しんでもわすれない」と言っていた。どこでそんな台詞覚えるのか知らんが、自分にとっても忘れられない映画になった。2012年4月8日は映画記念日。
# by rin_magazine | 2012-04-09 01:00 | Trackback | Comments(0)
3.11

 写真は今年の1月、宮城県石巻市で撮影したもの。出張で盛岡、仙台へ行く機会があり、その足で訪れたときに撮った。平原にぽつりと立つ、片足をもがれた自由の女神。公園のモニュメントだったようだが、遊具もなくなったサラ地の中で、津波の猛威を物言わず語っている。

 ボランティアなどするわけでもなく、被災地をこの目で見たいという動機のみで行くことに多少の後ろめたさがあった自分に、仙台で再会したカメラマンの浅井さんが「地震の被害を受けていない人にこそ見てほしい」と背中を押してくれた。前職で一度お仕事をご一緒したことのある彼は、震災の影響でやむなく職場を解雇されていた。それでも恨みつらみを言うことなく、震災後のあらゆる変化を前向きなものに変えていた。翌朝、早朝のバスで石巻へ向かった。

 石巻を訪れて痛感したのは、やはり今回の震災と自分自身との距離の遠さである。テレビやネットで遠くから眺めた光景は、その場を訪れた時にもっと遠くに感じた。至る所に津波の爪痕が残り、追悼の花が手向けられている場所で、安易に自分のできることは見いだせるものではない。自分に何かができるなんて思っていた訳ではないけど、何もできないのを実感させられて途方に暮れた。それでも、この地を訪れたという事実だけで、石巻という街への愛着は随分と増した。いろんなニュースの中で、石巻のことはもっと気にかけるようになった。実際に東北に足を運んでこの目で見ることの価値は、もしかしたらそういう部分にあるのかもしれない。少しでも、それぞれの街に心寄せる人が増えていくということ。だから、もし機会があればまた東北に行きたいし、他の人にも行ってほしいと思う。

 震災から一年が経った昨日。どういう風にこの日を迎えるべきか、なんてことを殊勝に考えつつも、結局は一日仕事で、事務所のベランダで黙祷するくらいしかできなかった。やはり、震災への距離はとても遠い。家に帰って、佳維に「黙祷」という言葉の意味を教えた。「ちょうど一年前に、地震と津波で大勢の人が亡くなったの。それは知ってるよね。その人たちのことを思って、目をつむろうね。それを黙祷っていうの」と話したら、佳維が「じゃあ母ちゃんは、今日一日中『もくとう』してたよ」と言ったので、思わず吹き出してしまった。嫁さんの名誉のために言うと、彼女は風邪で寝ていただけなのだけど、彼は黙祷=寝ることだと思ったらしい。自分が今すべきことは、こんなささやかな日々を守り抜くこと。そして、生きたくても生きられなかった人たちがたくさんいたことを忘れないこと。そう思って、この生かされた命を大切に費やしていこうと思った。
# by rin_magazine | 2012-03-13 00:20 | 日々のできごと | Trackback | Comments(0)
2011
 名古屋へ向かう新幹線の中で、今年最後のブログを書いています。名古屋へ向かっているのは、先日三重県にオープンしたサービスエリア『アンデルソーレ』の営業サポートへ行くためです。年越しも向こうで迎えます。伊勢神宮への道すがらにあるサービスエリアなので、きっと多くの人たちが初詣の道中で立ち寄ってくれることでしょう。

 今年は自分にとって大きな転機となった一年でした。2月に今の会社に転職し、これまでに経験したことのない仕事をたくさんしてきました。たくさん怒られ、自分の至らなさを痛感し、少しは成長したかなと思う瞬間もありながら、また怒られて。その繰り返しでしたが、叱咤してくれる人たちがいて、良いことも悪いこともきちんと目を向けてくれる人がいる今の環境をとてもありがたく感じています。この不景気の中で、普通では考えられないくらいのスピード感とエネルギーを持って突き進む会社。自分に甘えを許したらすぐに振り落されてしまうような環境でもありますが、そんなダイナミックな環境に身を置けることに感謝し、楽しく厳しく、一つ一つのことに対処していこうと思います。昨日は事務所で納会があり、その後先輩方と飲み会→カラオケコース。詳しくは書かないけど、というか本当にただの普通の飲み会&カラオケだったんですけど、この日のことを忘れないようにしようと思います。

 一方、プライベートの時間を削りまくった一年でした。そんな中で、愛想を尽かさず付き合ってくれた嫁さん&息子に感謝。四歳になった佳維の最近の言動は、ああ、ちゃんと物事を論理立てて考えてるんだなと思わされることが多く、その成長をとても嬉しく思います。嫁さんは今年、心身ともにダメージを負う経験をしました。たぶん、自分が考える以上にそのことに思いを馳せる時間が多いはずですが、よく頑張ったと思います。

 今年は震災がありました。それでも、震災のこと、それが及ぼしたあらゆることについて、深く考える時間をほとんど持てませんでした。関東や東北に暮らす人たちとの温度差を、ツイッターやフェイスブックを見ていても感じます。来年は仕事で仙台と盛岡に行く機会があるので、そのときに被災地まで足を運んでみようかと考えています。自己満足かもしれないですけど、九州と彼の地が地続きの場所であるという当たり前の事実を、当たり前のものとして実感したいです。

 ということで、今岡山あたりです。今年に入り極端に更新頻度が下がったこのブログですが、読んでくださった皆さん、気にかけてくださった皆さんに感謝しています。前園一家は元気です。夢路も元気です。
# by rin_magazine | 2011-12-30 09:15 | 日々のできごと | Trackback | Comments(1)
涙の理由

今週後半からほぼ年始まで長期の出張に入るため、落ち着いて家族と過ごせるのも年内は昨日が最後。ということで、ツンドラでロシア料理をいただき、一足早いクリスマスとばかりに楽しい時間を過ごした。

家に着いたらもう22時で、佳維はもう寝る時間だからと、三人で布団に入り寝かしつけた。佳維は若干テンション高めだったけど、やがて嫁さんの懐に潜り込んでフンフンと寝息を立てはじめたように見えた。しかしそれは寝息ではなく実はすすり泣きで、そのまま唐突に号泣しだしたのだった。あまりに激しく泣くので、どこか身体に異変が起きたのかと心配して「どうしたの?」と聞いても号泣したまま。しばらくその状態が続いたあと、「父ちゃんと、ヒック、電車、ヒック、つくりた、ヒック、かったー」と言って、さめざめと泣き続けた。

ツンドラで確かに電車を作ってねと頼まれてはいたのだが、家に着くと嫁さんにもう寝る時間だよと諭されていたのだ。布団にもぐりこんだときにそのことを思い出し、電車を作れなかった悲しみが込み上げてきたらしい。

そんな理由でさめざめ泣いてくれるなんて何て健気なやつ!といたたまれなくなり、佳維が寝てる間に作ると約束してようやく寝かしつけた。そして作った。適当に紙を切って絵を描いて、枕元に置いておいた。

朝、佳維はとても喜んでいた。興奮していた。嬉しかった。以上、最後ざっくり終わるけどおしまい。忘れないための覚え書き。
# by rin_magazine | 2011-12-12 07:56 | Trackback | Comments(2)
ソラリアシネマ、最期の日
 ソラリアシネマの最終日ということで、未見だった『THIS IS IT』を観に行った。周囲の評価がとても高かったので、過度に期待しすぎたのかもしれない。マイケルの人間的な優しさやプロフェッショナルなパフォーマンスは伝わったけど、結局のところ彼に思い入れのない自分にとっては退屈なドキュメンタリーだった。

 ソラリアシネマといえば思い出すことがある。シネテリエ天神の閉館が決まったときに、ケータイに超長文のメルマガが届いたのだ。書き手のスタッフさんは、相当シネテリエが好きだったのだろう。思い入れたっぷりに映画館喪失の悲しみをつづると共に、残ったものとしての確かな決意を表明していた。実のところPC用のメルマガと間違って送信したらしいが、その青臭くも芯の通った文章を読んで、僕はソラリアという映画館を信用するようになった。

 そんな映画館が、また一つこの街からなくなった。東宝が経営を引き継ぐという記事が今日の新聞に出ていたけど、それで解消されるような種類の話ではない。残るミニシアターはKBCシネマのみ。100万都市にミニシアターが一軒しかないというこの状況を、自分への戒めとしても言うけど福岡市民はもっと恥ずべきだと思う。シネコンがあればそれで良しというジャッジを、自分たちでしているということだもの。
# by rin_magazine | 2011-12-01 01:40 | 日々のできごと | Trackback | Comments(0)
最近のこと
 先日のこと。篠栗町にある呑山観音というお寺に行く。静香と佳維、兄一家と一緒に水子供養をしてもらった。佳維は、途中まで退屈そうにしていたけど、住職さんがハリセンのようなもので背中を叩くときには、目をつぶって一生懸命に正座していた。佳維なりに真剣に向き合ってくれたのかもしれない。いなくなったものは仕方がないし、少しずつ思い出すことも減っていくのだろうけど、ふとした瞬間に哀しくなるのは分かっているので、こういう機会を持てて一つの節目を作れてよかったと思う。

 先週末はせぐっちゃんの結婚式だった。懐かしい仲間が集まって、さながら同窓会気分。やっぱりいい仲間に恵まれていたのだなーと思う。せぐっちゃんのお母さんへのスピーチは泣けたなぁ。家族にしか分からない部分だと思うけど、真っ直ぐな言葉に感動した。奥さんも素敵な人だった。なんか、お似合いだなーと思った。結婚て、いいね。

 その翌日は佳維の誕生日だった。もう4歳である。早いなー。佳維は少し熱っぽかったので、約束していた映画館デビューはキャンセルして、天神にプレゼントを買いに行った。佳維は自分のほしいものには一途である。今年は少し大き目の西鉄バスのおもちゃにすると、ちょっと前から決めていたらしい。トミカショップにも誘ったけど、頑なに行こうとしなかった。その後ケーキを買って、我が家でミニパーティー。これからも、誕生日は何があっても家族と一緒に過ごしたい。
# by rin_magazine | 2011-11-10 01:21 | 日々のできごと | Trackback | Comments(0)


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